香港で映画化が進められる第三回島田荘司推理小説賞受賞作『逆向誘拐』の作者・文善氏が来日。文藝春秋でインタビューが行われました

最近はMediumに入り浸ってばかりで、すっかりこのブログの更新が疎かになってしまっているのですが、Mediumのパブリケーションからの転載で御大関連の情報を二つ。完全にコピペなので文体がこのブログとは統一性が取れていないのですがそのヘンはご容赦。写真についてはFlickrからの埋め込みに修正して公開します。


[以下、Mediumのパフリケーション『島田荘司推理小説賞』より転載]

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第三回島田荘司推理小説賞の受賞作のひとつである『逆向誘拐』の作者・文善氏がこのたび来日を果たし、島田先生との面会とインタビューが文藝春秋で行われました。クラウドファンディング「島田荘司推理小説賞受賞作品「ぼくは漫画大王」「逆向誘拐」日本語版出版プロジェクト」によって、第三回の受賞作となる二作『ぼくは漫画大王』と『逆向誘拐』の日本版刊行が決定したのは既報の通りで、そのうちの一冊、胡傑『ぼくは漫画大王』は今年の五月すでに文藝春秋社から刊行されています。『逆向誘拐』の刊行が待たれるところですが、文藝春秋によると現在も翻訳が進められており、来年はじめにも刊行予定とのこと。

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この日、文藝春秋社で行われたインタビューでは、作品世界と実生活でのかかわりや、香港からカナダへと移住した彼女の来歴などについてなど、様々なことが作者である文善氏から語られました。十代でカナダへと移住し、そのときは中国語も話せなかったこと。移住先となるカナダでの香港人コミュニティーの存在や、作中に登場する金融の専門知識やITを用いた技術的背景など、彼女が語った内容は作品が刊行されるタイミングで明らかにされることと思います。乞うご期待。

さて、映画版『逆向誘拐』ですが、黃浩然監督のもと十月から香港での撮影がスタートするようです。すでに配役も確定しており、この点については近々島田先生のツイッターなどで公開されることでしょう。

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写真は、監督とスタッフに贈る色紙にコメントとサインをしている島田先生。この二枚の色紙はこのあと台湾・香港に行く文善氏の手によってスタッフに届けられることでしょう。