焦点工房『SHOTEN』のマウントアダプターへ新たにヤシカ・コンタックス-ライカLマウントがリリースされたと一昨日アナウンスがあったので、さっそく注文。昨日届いたので、簡単なファーストインプレッションを書き留めておきます。
自分はSONY α7シリーズ(現在はα7sのみ所有)が出た当初からずっとヤシカ・コンタックスマウントのレンズには焦点工房のマウントアダプターを使い続けてきたので、今回のライカLマウントへのアダプターのリリースはまさに僥倖。実はこの前、LUMIX S1を購入したすぐあとに、ヤシカ・コンタックス-ライカMマウントとライカMマウント-ライカLマウントの二つのアダプターを購入し、それを重ねて使ってみたのですが、とにかく重いわ、オーバーインフが酷すぎるわでほとんど実用にならず、今は抽出の奥に眠っています。
さて、そんななか、待ちに待った焦点工房からリリースされた今回のマウントアダプターはどうかというと――まず結論からいってしまうと素晴らしい出来映え。ヤシカ・コンタックスマウントのレンズを所有して、LUMIX S1で使いたいというユーザであれば即買いといってもいい(爆)。ヤシカ・コンタックス-ライカMマウントとライカMマウント-ライカLマウントの二つのアダプターを重ねたときの重さに辟易していた自分として、まず気になるのは重量だったのですが、ご心配なく。十分に実用的な軽さで気になりません。一応参考までに手持ちのアダプターの重量を比較してみると、以下のようになりました。
- 『SHOTEN』CY-E(ヤシカ・コンタックス-SONY Eマウント) 68g
- 『SHOTEN』CY-L(ヤシカ・コンタックス-ライカLマウント) 98g
- FOTOGA CY-M + M+L (ヤシカ・コンタックス-ライカMマウントとライカMマウント-ライカLマウントの二つのアダプタを重ねたもの) 166g
CY-Eに比較すると、30gほど重いのですが、つくりはしっかりしている感じです。そしてデザインもコンタックスのレンズにあるフォーカスリングを模したような柄(?)が施されてい、CY-Eのつるんとした外観と較べても素直に格好イイと思います。
オーバーインフに関しては、CY-Eとほぼ同じ。ほんの少しばかりオーバーインフ気味という、オールドレンズを使うには理想的な調整がされているように感じました。カメラにマウントしての使い心地については、当然のことながら母艦に依存することなのでここでは言及しません。ハッキリいってしまえばただの筒ですから使い勝手も何もない筈。なお、今回購入したものですが、ただの筒といっても、リアキャップ(ライカL)が付属してました。なので、このマウントアダプターをコンタックスのレンズにつけて付属のリアキャップをつけておけば、交換レンズの一つとして普通に持ち歩くことが可能になるということ。
SIGMAからは待望の標準レンズになりえる「軽め(これ重要)」の単焦点(45mm F2.8)が近々リリースされるとの噂もありますが、付属のリアキャップにレンズについている純正のフロントキャップ、さらにこのマウントアダプターをつけたときの重量は、たとえば自分の所有するCONTAX Planar 50mm F1.4の場合、394gでした。これだったらカメラバッグに一本入れておいてもそれほど負担にならない重さだし、SONYの名玉SEL55F18のような軽い標準単焦点が出てくるまではしばらくこの構成でしのいでいこうと思います。
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