DSPS「Sleep till Afternoon」7inch release party@青山月見ル君想フ

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昨日は「台北の新世代インディーポップバンド」 DSPSのライブを聴きに、青山月見ル君想フに行ってきました。ここを訪れるのは、三月の「Manic Sheep JAPAN TOUR」以来でしょうか。FUJI ROCK FESTIVAL出場のため七月に来日した落差草原WWWWも、八月のFORESTも、さらには十月に来日したMADZINEのライブもリーマン仕事の都合で見ることができなかったため、今度こそはいうわけでこの日は仕事を早めに切り上げて上京した次第です。

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今回来日に合わせてリリースされた『sleep till afternoon』の制作にもかかわったBIG ROMANTICのインタビューでは、アコースティック主体のバンドとあり、青山青山月見ル君想フのライブ告知には「新世代インディーポップバンド」、明日3日に行われる福岡の六本松蔦屋書店の告知では「台湾の若手大注目フォーク・ロックバンド」とある通り、フォークでポップな風格が彼の音楽の持ち味でしょうか。

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自分はbandcampで『我會不會又睡到下午了』を購入し、ライブ前の予習として聴いてみたのですが、ライブでも最後に演奏された「我會不會又睡到下午了」をはじめ、たおやかなメロディに絶妙なコーラスの絡みがまず素晴らしいという印象でした。曾稔が奏でるフォークギターの優しい音、徐子權のときにソリッドなギター、江珈臻の安定したベースライン、小雞の手数こそ多くないもののポストロックの新しい風を感じさせる叩き方など、メンバーそれぞれのテクニックは勿論なのですが、やはりこのバンドの個性はコーラスワークをはじめとする精妙なバンド・アンサンブルにあるように感じました。

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この印象はライブで生音を聴いても変わらず、むしろアルバムを聴いて佳いなァと感じた長所を完璧に披露してくれたこの夜の演奏には満足至極。かなり気持ちイイ一晩の体験となりました。

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青山月見ル君想フでのライブ鑑賞といえば、昨年二月の「FORESTS & 落日飛車 JAPAN TOUR 2016」が激混みの大繁盛でずっと立ち通しだったのが自分にはかなり辛く、今年の三月に開催された「Manic Sheep JAPAN TOUR」では早めに並んで二階席を確保してことなきを得たことから、今回も開場前に外苑前に到着して並んだものの、――この夜はかなり余裕がありました。おそらく観客のほとんどは身内の方々で、部外者は自分だけだったかもしれない(苦笑)。

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ともあれ入口の受付で予約番号を告げながら、二回の観客席をふと覗くと、何となんと! 椅子がないではありませんかッ! これってもしかして全部立ち見ってこと?! ――と、不安いっぱいの面持ちでおそるおそる中に入ると、一階席にはキチンとキャンドルのおかれたテーブルがステージの前にいくつか設えていて一安心。

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DSPSの演奏前に古川麦氏がギター一本で素晴らしい演奏を聴かせてくれました。澱みのないハイトーンボイス、後半部のサンプリングを駆使した実験的でありながらしっかりと歌を聴かせる演奏に続いて小休止をはさんだあと、DSPSのライブとなりました。

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アルバムといっても収録曲は三曲だけですから、持ち歌は大丈夫なんだろうかと危惧していたのですが、しっかりと一時間以上、聴かせてくれました。ミニアルバムに入っていた「少女輓歌」と「溫柔的生活革命」のイントロの雰囲気が、初期のThe Album Leaf――例えば『One Day I’ll Be on Time』あたりを想起させ、ロートルのプログレマニアとしてはこのあたりにぐっときてしまうのですが、ここに曾稔文のやさしい歌声が重なり、コーラスワークへと繋がっていく曲展開の安定感は、まさにこのバンドの真骨頂。他の曲もこうした期待を裏切らない雰囲気で楽しむことができました。

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あと、MCでは曾稔文が、開場前に一生懸命練習していた日本語を披露(外の階段で待っている間、ずっと聞こえてた ^^;)、スマホのカンペを見ながらでしたが、かなりの好印象となりました。

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ライブの流れを牽引する曾稔文、文学青年っぽい小雞とワイルドな徐子權、そしてむっちゃくちゃ可愛いベーシストの江珈臻と、メンバーはそれぞれに個性的で、オフでのメンバーどんな感じなのか、ちょっと覗いてみたい感じもします。バンドの優しい雰囲気が感じられる素晴らしいライブでした。

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なお福岡でのライブは二つで、明日金曜日11月3日に大濠Livehouse&Club PEACEにて開場17:00 / 開演17:30。またDSPSインストアライブはその翌日土曜日11月4日に六本松 蔦屋書店にて13:30からとのことです

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