『13.67』の作者、陳浩基氏が来日しています。
「週刊文春ミステリーベスト10」、「本格ミステリ・ベスト10」海外篇で第1位を獲得した『13.67』の作者、陳浩基氏が来日しました。一応、昨晩は羽田空港へお迎えご一行様に同行することができたのですが、テレビカメラの取材を入っていて、彼が到着ロビーから出てくるのを待っている間、大掛かりなカメラと照明がスタンバイしている様子を見かけた通りすがりの人から「誰が来るんですか?」と訊かれること度々(爆)。「香港のミステリー作家なんですよ」というと、想像と違ったのか「へえ……」というなり立ち去っていく人々……。韓流スターやハリウッド女優を期待されていた方には申し訳ありませんでした。
さて、陳氏のスケジュールですが、今日七日はおもに都内近郊の書店廻りをこなし、サイン本の作成を行い、翌八日もまた各メディアの取材が詰まっているそうです。そして九日の金曜日には、すでに各所で告知されているかと思いますが、島田荘司先生とのトーク・ショーがあります。
陳浩基さん×島田荘司さんトークイベント「本格ミステリを語る」
2018/03/09 (金) 19:00 – 20:30
そして翌土曜日には、横山秀夫先生とのトークショーがあります。
史上初!中華圏ミステリー「週刊文春ミステリー第1位」『13・67』(文藝春秋)陳浩基さん×横山秀夫さん トークイベント
~アジア発!NEXT警察小説の潮流~ 3月10日(土)14:00~ 丸善・丸の内本店 3F日経セミナールーム
島田先生とは新時代のアジア本格について、横山先生とは警察小説についてがテーマとなる様子。これに綾辻先生を加えてホラーの話で盛り上がることができれば、モー最高なのですが、まあ、それはまたの期待に、ということで。『13.67』は2014年の作品だし、個人的には『網内人』以降、彼の中で本格ミステリはどう進化しているのか、そして今回新たに新作長編として刊行された『山羊獰笑的刹那』について色々と話をしてみたいのですが、果たして多忙を極める陳氏をつかまえてそんなことが可能なのかどうか、……まあ、また写真が撮れる機会があったらこちらにあげてみたいと思います。
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13.67 / 陳浩基
網内人 / 陳浩基
山羊獰笑的刹那 / 陳浩基
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