話梅鹿(Prune Deer) *New Bicycle Trip*2018 in Tokyo@青山月見ル君想フ

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昨日は、香港のポストロックバンド話梅鹿(Prune Deer)のライブを青山月見ル君想フへ観に行ってきました。前の記事で「もう一頭の鹿」と話したのはこの話梅鹿(Prune Deer)のことで、個人的にはイチオシのバンドであるTriple Deerが台湾であるのに対してこちらは香港。話梅鹿の音は事前にそこそこ聴いておいたので、どんな曲かは判っていたのですが、なかなか愉しめました。ただこの日は会場の音響がかなり悪くて、先日の王榆鈞やcrispy脆樂團、柯泯薰といった最高の音質で聴けたパフォーマンスと違い、この点は大きなマイナス。

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この夜の対バンはKlan Aileenとfresh!と、いずれも初めて聴くバンドです。先頭はKlan Aileenで、ギターとドラムだけの二人編制という変則的な構成。上にも述べた通り、かなり音響が偏ってい、特に冒頭の三曲くらいはギターの音が飽和していて完全にノイズの中へと埋もれてしまいよく聞き取れませんでした。ボーカルも入っているんですが、これまたまったく聞こえず。ようやく四曲目くらいで少し調整が入ったのですが、うーん……最高の音響だった柯泯薰のライブに比較するとこれはちょっと……という感じで、どうにも消化不良のまま終わってしまいました。

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続いて登場したのが話梅鹿で、来日バンドは最初か最後に演るものだと思っていた自分にとってこれは完全なる不意打ちながら、慌ててカメラを準備するなり膝を正しました。来日してのライブは初めてという話梅鹿ですが、開場前に並んでいるとき眼が合ったら軽く挨拶をしてくれたメンバーには好感度大の自分です(爆)。この夜の出演バンドを記した看板へ熱心に携帯を向けて撮影しているメンバーたちが広東語で話しているのを耳にしながら「そういえば先週からずっと広東語を聞いてるなぁ……」と苦笑することしばし。

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(香港と言えば陳浩基氏ですが、横山先生とのトークショーの際、「果たしてマカオに入ることができるかどうか。自分は入国禁止を喰らった作家の四人目になるかもしれない」と冗談っぽく話していた氏ですが、数日前に無事マカオ入りすることができたとの連絡がありました)。

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で、閑話休題。セッティングしている間はちょっと緊張気味だったメンバーでしたが、演奏が始まると吹っ切れたように抜群のパフォーマンスを披露してくれました。ツインギターの音はこの夜の音響のせいであまり分離しているとは言いがたかったものの、それでも城鋒の細やかなギターワークや、力強い自然のフレーズなど、アルバムだとかなり手堅くまとまった印象のある曲にライブならではの熱も加わり、後半はまさに来日初公演とは思えないほどの素晴らしい演奏で魅せてくれました。

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個人的におおっと感じたのは、五弦ベースを巧みに操る千邦のプレイでしょうか。バリバリの金髪をこの夜はソバージュに仕上げての登場で、四人のメンバーの中では一番“やんちゃ”ぶりの際だった出で立ちながら、よくよく眼を凝らして見ると童顔な面立ちからは想像もつかないプレイで演奏を盛り上げていました。タッピングを駆使した中盤のプレイなど、スピードやビートよりも、五弦ベースならではの唄うようなフレーズに注力した演奏が際だっていた印象です。

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なお、二番目の出演だったのでアンコールはなし。存外にアッサリと演奏を終えて楽屋へ引っ込んでしまいましたが(添付動画参照)、また来日してプレイを見せてほしいな、と感じたバンドでした。ちなみに最近セカンドアルバムがリリースされましたが、自分はクラウドファンディングを募ったプロジェクトに一応プレッジしたため、このアルバムが届くのは四月以降になる予定。アルバムが届いたときにはまたこのブログで取り上げるかもしれません。

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